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初日レポート 暮らしの包装商品展2017
【展示会レポート】

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日本包装技術協会は本日から「暮らしの包装商品展2017」を千代田区・KITTEで開催している。

同展は何気なく使用している包装の役割や重要性を、消費者にわかりやすく理解を深めてもらうことを目的に展開。
先着順で景品がもらえるクイズラリーを楽しみながら包装について知ることができる。

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消費者にとって身近な製品を使いながら、包装のあまり知られていない機能や仕組みを出展者がそれぞれのブースで紹介した。

キリン株式会社は3リットルの小型ペットボトルと、1台で4種類のビールをセットすることができる小型のディスペンサーを展示した。
展示会担当者によれば『とりあえず生で』にもっと選ぶ楽しみを提供したいとのこと。

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また、通常のペットボトルは酸素を通しビールが酸化してしまうが、今回展示したペットボトルは窒素コーティングが施してあり、瓶と同じおいしさが保てるという。
現在は東京・神奈川・埼玉などを中心に導入が進んでおり、今後は全国での展開を目指す。

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イオン株式会社は環境への取組みと自社ブランドのリサイクル製品などを紹介。同社はパンの袋を改良し、ビニールのバッグ・クロージャーで留める部分とバッグ・クロージャーそのものをなくしたことにより重さが大幅に減少し、物流の際に排出するCO2削減に繋がったという。

ほかにもリサイクルしたアルミ缶やペットボトルを使用した製品を展示した。

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地下1階でも2017グッドパッケージング展と第41会木下賞受賞作品展を開催中。

同展は一般でも無料で入場が可能。ぜひ近くを通った折りには、クイズラリーに参加しつつ、各社の包装の取組みに触れてみてほしい。

 

暮らしの包装商品展2017  WEBサイト☞(http://www.jpi-expo.jp/

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また、見込みの高い来場者から受注したい件数が決まっているのであれば、目的である“展示会出展による商談創出と売上の向上”と目標である“どれくらいのリードを取ればいいのか”を逆算してアクションをとる必要があると説明。

「『この設問は、なぜ、何のために必要なのか』と意識することが大事です。来場目的、業種・職種、検討時期など、それぞれ質問する理由に気を付けるとブレないアンケートになるでしょう。さらに見込みの判断のため、設問に対してスコアリングすると、検討時期が3カ月なら10点、6カ月なら5点など、合計点数からフォローの優先度を決めることが出来ます」(石川氏)。

さらに営業のキーマンと、動くタイミングを把握する「決裁権・導入時期」を、多くの企業が設問に取り入れていることから、営業部とのコミュニケーションの重要性を示唆した。売上機会創出が目的の場合は、BANT(予算/決裁権/必要性/導入時期)分析での分類や、さらに詳細なSCOTSMAN(立場/競合/条件/導入時期/規模/予算/決裁権/必要性)情報も収集する会社が多いとのことだ。

次にシーン別アンケートの種類と取得できるアンケートの質について、「主催が貸してくれたからバーコードリーダーで目標数を取る、かっこいいからタブレットを使うでは、活かせるデータ収集になりません。決してツールが悪いわけではない」と語り、それぞれのツールの強み・弱みを参加者に説明。

シーンをブース入り口付近、展示台付近、商談席と分類し、ブースの入り口付近で来場者の属性を取る場合はバーコードリーダーや名刺交換が、展示台付近では会期後営業をかける来場者になりうるためタブレットや紙を活用した10問程度の選択式アンケートが、商談席では具体的な商談条件や課題を書き込める紙やPCでの自由記述に適したアンケートが相性がいいと語った。

 

 

DSC_0234 第3部は㈱博展の事業統括部 高浜雅子氏による“安い・簡単・質が良い 目指すのは最高のコスパ!~14万円からの展示ブース装飾「パケテン」とは~”

パケテンは「展示会の費用も手間も抑えたいけど、基本のパッケージブースでは物足りない」という出展者向けに同社が展開したサービスで“安い・簡単・質が良い”をキーワードとしている。高浜氏はまず、安さの理由について、1小間・コンパクト小間専用であり、電話とメールでの対応、そして自社工場直営であることを挙げた。

“簡単”の理由については、出展から車両・電気使用など事務局への申請代行も行なっていることを説明。またデザインのバリエーションが豊富でプチカスタマイズも可能なこと、首都圏では木工ブースにも対応していること、展示会事業に5年以上携わるプロが対応し展示会トレンドも踏まえた目新しいものも充実していることを“質が良い”理由だと語った。

その後、実際の出展事例とその出展効果を提示したほか、会場後方に設置していたパケテンブースを参加者にアピールした。DSC_0242

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展示会出展効果UPセミナーダイジェスト~博展~

イベントプロモーションや空間デザインを手掛ける㈱博展は展示会出展を考えている企業を対象にセミナー「小さいコマでも、予算をかけなくても…効果を出す!展示会出展効果UPセミナー~コストを下げて売上を上げるために~」を実施した。チェックシート

 セミナーは数多くの展示会ブースに携わっている同社が「予算や時間をかけず出展効果を出すには?」という出展者の疑問に応えるもので3部構成で行われた。

DSC_0206 第1部は“小ブースでも「成果」がでる!これさえ知っておけば展示会は怖くない!~実例を通して理解する、展示会出展前にやるべきたった一つのこと~”と題し、㈱セールスカレッジの代表取締役森田光一氏が講演。

売り上げ目標数値や集客ターゲット層の明確化、当日のアテンドやアンケートのスコアリングのほか、出展後のフォローの方法などを事前に決めておくことで、スモールブースながらも展示会で成果を出した事例を挙げ、目標設定の重要性を示した。

また、これらを実行するにあたって、来場者のパターンを購入検討者10%、情報収集40%、売り込み10%、市場トレンド調査20%、競合調査20%とし、受注につながる購入検討者10%へいかにアプローチできるかという点から「来場者の目的を知ること」が最も重要なポイントと述べた。

「事前に目標を掲げておくと、それを意識するので当日の動きがよくなります。また目標と結果にギャップが生まれても、2日目や次回の改善点を見出しやすくなる」(森田氏)。その後、参加者が時折質問を交えながらワークシートに沿った各々の目標数値を考える、ワークショップの時間が設けられた。

 

 

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第2部のテーマは“結果につながる!出展効果発揮のためのデータ取得・活用方法とは?~活かせる展示会アンケートの設計からツール選定まで~”(㈱スプラシアサービス・プランニンググループ アカウントディレクター兼上級マーケティング解析士の石川舞氏)。

石川氏は100件を超えるアンケートシステムの導入支援やプロジェクト進行の経験から「展示会出展においてアンケートは来場者との対面コミュニケーションが図れる貴重な場です。記録を残して事後の営業活動に活かすことは出展効果を発揮する必須のアクティビティでありながら、実際に設計・設定の立場になると悩む担当者は多い」と話す。

特に展示会来場者の情報収集・活用イメージがわかない、名刺もただ集めただけという声が多いといい、その対策として講演では(1)アンケート設計3つのステップと(2)シーン別アンケートの種類と取得できるアンケートの質について重点的に解説した。

アンケート設計3つのステップについて、石川氏はまずアンケート作成の3大課題である“設計”・“集計”・“活用”のなかで最も重要とされる“設計”のポイントが①目的を絞って忘れない②設問を決めること③回答方法収集ツールを決めることにあると話した。

“目的を絞って忘れないこと”については、最終的に何がしたいか活用目的を絞っていれば小さなブースでも質の高いデータが得られるとし、逆によくある失敗例として“あれもこれもアンケート”を挙げた。「せっかくの意見を集める機会だから…」と設問を絞らずに作成した結果、回答数が集まらず、次に活かせないアンケートということだ。

“設問を決めること”についても、展示会という限られた時間で、いかに来場者に回答してもらうかがポイントで、目的や目標に応じて、会期後の営業など、次のアクションに必要な要素のみで作成すべきと説明。“ツールの把握”については選択式・自由記述式などの回答方法や、紙・バーコードなど情報収集ツールにあるメリット・デメリットをそれぞれ把握することが大切と語った。

 

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【出展者に聞く!】“強靭化”のより広い周知を目指して
~佐藤産業

施設園芸部品などの農業資材部品を取り扱うほか、各種ばねの製造を行う佐藤産業は「アグロ・イノベーション2017」に出展し、新製品を紹介した。

「アグリ×フードプロダクツ展 2017in九州」にも出展するなど、積極的に展示会を利用しているという同社は今回“強靭化”をテーマにビニールハウスなどの強化部品をPRすることと、“強靭化”というキーワードの周知を目的に出展した。「ビニールハウスなどを強化することによって、気候や災害による生産性の落ち込みを防ぐことができる。また、このキーワードが広がることによって、自社製品に触れてもらえる機会が増えると考えている」と展示会担当者は話す 。

また、同社の強みは豊富な品ぞろえであり、総合カタログは初日から多くの来場者から好評を博した。

さらに注目度の高い野菜であるトマトを切り口に、トマト生産・流通に関する技術、サービス、 情報を集めた主催者特別展示“トマト・イノベーション”のハウス技術展示では、同社製のビニールハウス強化部品を使用して展示が行われた。
今後は更なる〝強靭化〞の周知へ向けて取り組んでいく構えだ

■展示会データ
展示会名: アグロ・イノベーション2017
会期: 10月4日~ 6日
会場: 東京ビッグサイト

※「見本市展示会通信」764号より抜粋(2017年10月15日発行)

購読案内 通常号

【開催のご案内】日本音響家協会創立40周年記念イベント ~本物のプロ、目指そうよ!シンポジウム~

(一社)日本音響家協会は、創立40周年記念イベントとしてシンポジウムを開催する。当日は米国で修行を積んだ2名のゲストを招き、“何がニッポンのイベントの音を駄目にしているのか?”をテーマに進行する。詳細は以下の通り。

 

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主催:一般社団法人日本音響家協会

特別協力:株式会社ピーオーピー・雑誌「EventBiz」編集部

協力:コモドマッティーナ株式会社

ゲスト:塩田哲嗣氏、古屋博敏氏
パネリスト:奥山竜太氏(オフイスアール)、平井秀昌氏(トレモロ)

日時:2017年11月7日(火) 14:00〜16:30

会場:貸会議室プラザ八重洲北口  5階-3号室
(東京都中央区八重洲1-7-4 矢満登ビル)

参加費:2,000円(珈琲代込み)会員は無料

参加申込先:https://seashonbu.jimdo.com

 

ゲストプロフィール

塩田哲嗣(Nori Shiota)

1992年頃からベーシストとして数多くのSession&録音に参加。1996年ニューオリンズで演奏活動。1997年帰国後、大坂昌彦(Dr)などのバンドで活躍。2001年ニューヨークに再渡米。12年間のアメリカを拠点とした活動を開始する。2002年東京スカパラダイスオーケストラのNARGOと”SFKUaNK!!”を結成。全国bluenoteツアーやクアトロツアー等、精力的な活動を展開する。2005年メジャーデビュー。
2005年よりプロデュースも本格的に開始し、NY在住中Vocalの”Bei Xu”をプロデュース。i Tunes Musicなどのヒットチャートで1位を獲得。
2010年ボストンのバークリー音楽大学に入学、MP&E(ミュージックプロダクション&エンジニアリング)とPerformance(パフォーマンス)のDual Majorで2014年5月に卒業。2014年6月より日本に活動拠点を戻し、ミュージシャン&プロデューサー&録音エンジニアとして活躍中。日本音響家協会会員。

古屋博敏(Furuya Hirotoshi)

アーティストピアノサービス株式会社チーフプロデューサー。
17歳にてCM音楽の歌唱でキャリアをスタートさせる。同時期にクリストファー・クロス、ダイアナ・ロスのツアーにADとして参加。
歌手としてはクラシカル・クロスオーバーのジャンルで、新日本フィルハーモニー交響楽団との共演でCDデビュー(キングインターナショナル)。また、サウンドエンジニアとして、レコーディング・ピアノ調律の技術を習得し、ユンディ・リ、ウィーン・フィル、ベルリン・フィル、ビリー・ジョエル、エルトン・ジョン、エリック・クラプトン、ボン・ジョヴィなどのプロジェクトに参加。ET、ハリーポッターを手掛ける、セフィ・カーメルとも共演・共作。バークリー音楽大学 Music Production Course 卒業。
現在ハーバード大学 Extension School Visual Arts Course に在学中。ドイツSPL本国エンドース、米国EAWアーティスト。日本音響家協会会員。

web・メルマガ読者「第45回東京モーターショー2017」【入場チケットプレゼント】
10月27日から東京ビッグサイトで開幕

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日本自動車工業会(西川廣人会長/以下、自工会)は10月27日から11月5日までの10日間(一般公開は10月28日から)、東京ビッグサイトで「第45回東京モーターショー2017」を開催する。

今回のテーマは“世界を、ここから動かそう。BEYOND THE MOTOR”で、世界中が注目しグローバルな情報発信力・集客力を持つ存在感のある国際モーターショーを目指す。世界10カ国から合計153社・団体が参加し、国内全ての乗用車・商用車・二輪メーカ14社15ブランド、海外メーカ13社・19ブランドが出展。

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主催者テーマ展示
TOKYO CONNECTED LAB 2017
日本の最新技術をアピールする出展者とともに新たなモビリティ社会を想起させる主催者テーマ展示「TOKYO CONNECTED LAB 2017」では、2020年東京への期待感を抱かせ、将来のモビリティ社会がもたらす新しい価値や社会とのつながりを分かりやすく体験できる参加型の3つのプログラムを実施する。

・THE FUTURE~東京とモビリティの未来を描こう~
300人が一度に入場できる巨大なドーム内全体に、参加者への質問を通じて望まれる未来が映し出されるインタラクティブ展示。

・THE MAZE~都市迷宮を突破せよ~
参加者がコネクテッドカーに乗り込み、未来の東京を迷路に見立てゲーム感覚で解き明かしていくネットワーク型VR体験コンテンツ。
30台接続したVRシステムにより参加者が同じフィールドを同時に走行、迷路を突破するために集めた情報を他の参加者と共有しながらゴールを目指す。

・THE MEET UP
~モビリティの未来を語ろう~
メディア「NewsPicks」がプロデュースするトークイベント。
さまざまな業界のビジネスリーダーやクリエイターがモビリティのこれからについて未来や展望を多角的に語る。


■この度「第45回東京モーターショー2017」の入場チケットを3組(6名様)にプレゼントいたします。

下記宛先に、以下7項目をご記入の上、
件名を「東京モーターショーチケットプレゼント係」として、メールご送信ください。
なお、当選者の発表は、発送をもってかえさせていただきます。

応募締切は、2017年10月24日(火)着分までとなっておりますのでふるってご応募ください。

「第45回東京モーターショー2017」の入場チケット応募内容
応募宛先:info@eventbiz.net
件名:東京モーターショーチケットプレゼント係

1.郵便番号
2.住所
3.氏名
4.年齢
5.職業
6.電話番号
7.本webサイト、またはメルマガへの感想・要望

商談効果・効率アップ狙い会期を5日間から4日間に
~第28回中国華東輸出入商品交易会【海外展示会情報】

中国最大級の消費財の展示会「第28回中国華東輸出入商品交易会」が2018年3月1日から4日までの4日間、上海新国際博覧センターで開催される。

中国商務部によるサポートのもと、華東エリア9つの市が連携し、主催。昨年は3859社、5640小間の規模で展開した。

范沈萍氏(右)、芳賀久枝氏(左)
芳賀久枝氏(左)、范沈萍氏(右)

第28回となる来年は、①服装展②紡績生地展③家庭用品展④装飾ギフト展⑤現代生活方式展の5つの専門展示エリアで展開。会期を従来の5日間から4日間に変更する。

理由について、運営にあたる上海外経貿商務展覧有限公司・副総経理の范沈萍氏は「海外の専門見本市の成功経験を参考にし、バイヤーと出展者の商談効果・効率を上げるため」と説明。

「日本館」は2014年よりビジネスガイド社が主催運営を務めている。来年は4回目の開催となり「現代生活方式展」エリアで展開。中国市場のニーズを想定した「NIPPON BRANDフェア」、「ヘルス&ビューティーフェア」、「LIFE STYLEフェア」、「ファッション&おしゃれ雑貨フェア」の4つのカテゴリーで構成する。

※「見本市展示会通信」764号より抜粋(2017年10月15日発行)

購読案内 通常号

「第764号 見本市展示会通信(秋季特集号)」発刊しました

見本市展示会通信

展示会やMICEなどに関する最新ニュースを伝えるタブロイド判の業界紙
「第764号 見本市展示会通信(秋季特集号)」を発行しました。

【主な記事】
・<インタビュー>「街とともに発展を目指して」 ㈱幕張メッセ 代表取締役専務 佐藤忠信氏・・・(2 〜3 面)

・名古屋特集 名古屋市を盛り上げる展示会・・・・・・・・(4 〜7 面)
<対談>名古屋市長・河村たかし氏×TSO International ㈱ 代表取締役・佐々木剛氏
<寄稿>「見本市・展示会開催助成制度について」

・特集 安全・危機管理と現場の実態 ・・・・・・・・(8 〜17 面)
<調査>安全・危機管理対策の実施状況に関するアンケート調査
「展示会やイベントにおける火災の危険性と予防法」 東京消防庁
<座談会>展示会・イベントにおける安全・危機管理の実態とその対応

・第4 回JACE イベントアワード「幅広くさまざまなイベントを募集」・・・・・・・・(22 面)

・展示会主催者・新サービス・・・・・・・・(23 〜25 面)
「WebExpo や出展者向けアプリを展開」 JASIS2017
「人工知能(AI)活用の接客システム登場」 ギフト・ショー秋2017
「スマホアプリを活用し、ヒートマップや映像を配信」 CEATEC JAPAN 2017

・<インタビュー>「ディスプレイ業の5 年後に向けて」 ㈱ピー・エイチ・ワークス 代表取締役 遠藤孝貴氏・・・・・・・(27 面)

・<開催直前企画>東京モーターショー2017 10 月27 日から東京ビッグサイトで開幕・・・(28 〜29 面)

・東京流通センター 会社設立50 周年 ・・・・・・・・・(30 〜32 面)
「進化する物流とともに」㈱東京流通センター 常務取締役 関口史彦氏
TRC 展示場 利用者の声

・平素ニュース・・・(26・33 ~35 面)

発行について:第764号 2017年(平成29年)10月15日

☞「見本市展示会通信」の詳細はこちら

コンテンツと街の魅力が創る新たなビジネス
横浜街歩きナゾトキRPG ミライ物語
~DAS×未来ボックス×パシフィコ横浜

「横浜街歩きナゾトキRPG ミライ物語」は、交通や施設などのインフラ、最新のIT技術、イベントが連携し、新たな街の魅力を発信するといった、日本でも初めての街が一体となったコンテンツだ。このコンテンツの魅力や可能性、MICEビジネスへの展望などについて企画運営を行うDAS㈱の小川真輔氏、アプリ開発を担当した㈱未来ボックスの青木卓也氏、MICE来場者へのPRを軸に販売などを担う㈱横浜国際平和会議場の大村正英氏に話を聞いた。

小川さん 加工青木さん 加工大村さん 加工


 

■横浜街歩きナゾトキRPG ミライ物語とは?
横浜の街を歩きながら楽しむ、周遊型の謎解きゲームで、クリアファイル型ゲームキットとスマートフォンを使用する。

プレイヤーはまず、横浜市交通局の駅5カ所にパシフィコ ロジスティクス センターを加えた6カ所のうちいずれかで、横浜市交通局発行の「ぶらりチケットワイド」つきのゲームキットを購入する。
その後、アプリをインストールすると物語がスタート。スマホを持って移動すると、プレイヤーの位置情報とアプリ内のキャラクターが連動して動き、特定のスポットへ行くとアイテムやヒントを手に入れることができる。

このようにスポットを巡りながらヒントを集め、キットの謎を解きながらシナリオを進めていくゲームだ。所要時間は約3時間で、寄り道をしながらであれば丸一日遊ぶことができる。

画面
(左)アプリケーション画面。プレイヤーが動くと画面内のキャラクターも歩き出す。 (右)プレイヤーが各エリアで一番最初に向かう目印となる「エリアゲート」。

 

■最新技術で新しい魅力を引き出す
――使用するアプリはどのようなものでしょうか

青木 このミライ物語のアプリには、昨年の9月にリリースした「spot japan」というサービスが利用されています。
位置情報を集めてデータベースに蓄積し、プラットフォーム化を試みるシステムで、これを利用してゲーム中のスポットに登場するデータを作成しました。
エリアで累計600スポットを使用しています。今後も情報の追加・編集が可能で、常に情報が更新されていきます。

――このコンテンツはどんなビジネスが期待されていますか

小川 このゲームで遊んでもらうことで、おのずと街での滞在時間が長くなります。
プレイヤーが途中で食事をしたり寄り道をしたり、周辺の店舗や施設を利用することによって経済波及効果が高まります。

また、チームビルディングや企業研修にも適したコンテンツとなっております。
ゲームで使うスポットには、そのスポットに関する豆知識や歴史的な情報が蓄えられています。チームで協力して謎解きを進めていくと、例えば自分の会社の所在地の近隣をより詳しく知るきっかけにもなります。

こういった特長からも、個人のユーザだけでなく、企業団体や協会の方にも使っていただけるようなコンテンツであると思います。

 

■MICEや施設との連携を図る
――パシフィコ横浜はこのゲームの重要なスポットのひとつになっています。どのような連携をお考えですか

大村 リリースから一カ月を迎え、MICE利用者の中でも相性のいい催事があるということが分かってきました。……


 

表紙 文字差替 ☞この続きは当社既刊誌「EventBiz vol.8 スポーツとイベントこれからのカタチ」に収録しています。

書籍についての詳細はこちらのリンクからご覧ください。
http://www.eventbiz.net/?p=53774

幅広くさまざまなイベントを募集
~第4回JACEイベントアワード

第3回JACEイベントアワード表彰式
第3回JACEイベントアワード表彰式

(一社)日本イベント産業振興協会(JACE)は、2017年1月1日から12月31日までに終了した国内外のイベントを対象として顕彰する「第4回JACEイベントアワード」の実施にあたり、現在エントリーを受け付けている。

イベントプロフェッショナル賞に「女子高生によるマグロ解体ショー『フィッシュガール』」
前回のイベントプロフェッショナル賞「女子高生によるマグロ解体ショー『フィッシュガール』」

2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催を控え世界からの注目が日本に集まるなか、JACEは継続的に日本の魅力を発信していけるような創造的で革新的なイベントを広く募集し顕彰することで、イベントを通じた産業振興や地域の発展に貢献していきたい考えだ。

地方創生のひとつとしてイベントが活用されるなど、イベントニーズが高まるなか、話題性のあるイベントは訪日外国人の観光目的ともなっており、さらなるインバウンドの増加は地域経済の活性化にもつながる。

前回の経済産業大臣賞「日本橋 桜フェスティバル」
前回の経済産業大臣賞「日本橋 桜フェスティバル」

前回の第3回アワードでは経済産業大臣賞に「日本橋 桜フェスティバル」が、イベントプロフェッショナル賞に「女子高生によるマグロ解体ショー『フィッシュガール』」が受賞した。


開催概要
第4回JACEイベントアワード

応募締め切り
2018年3月6日(火)※郵送の場合は必着

対象
2017年1月1日〜12月31日に開催された国内外の公共イベント、企業イベント、市民イベント、地域イベント、学生イベント、博覧会系、見本市・展示会系、祭り・フェスティバル系、文化芸能系、スポーツ系、会議・集会系などのイベント(演出や運営などの個別分野、イベントにまつわる人物や事柄までを含む)

応募方法形式
自薦方式(イベント主催者、制作者などの関係者が自ら応募する)、他薦方式(JACE会員企業およびイベント業務管理士が、自ら制作に関わっていないイベントやイベントにまつわる人や事柄を推薦する)

応募方法
WEB(HP上のエントリーページに直接入力)、もしくは郵送(HPからエントリーシートをダウンロードし郵送で資料を提出)
JACEイベントアワード専用ページ☞(http://jaceeventaward.pre-cam.jp/