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ハノーバーメッセに来年も日本パビリオン~JMA/RRI

ドイツメッセは最新の産業技術・製品が一堂に会す世界最大級のBtoB専門展示会「ハノーバーメッセ」を2019年4月1日から5日にかけて、ドイツ・ハノーバー国際見本市会場で開催する。

インダストリー4.0を打ち出したドイツが誇る同展は、製造業のための最新の技術・ソリューションが一堂に会する場であり、世界中の製造業関係者が来場する。今年に引き続き、2019年も日本能率協会(JMA)ドイツメッセ日本代表部ならびにロボット革命イニシアティブ協議会(RRI)が共同で、日本政府が掲げるコネクティッド・インダストリーズとその関連技術、製品、ソリューション、最新事例を世界に発信する場として、ジャパンパビリオンを設置する。規模は100㎡を見込む。

Copyright:Deutsche Messe
Copyright:Deutsche Messe

(HANNOVER MESSE & CeMAT 2018
Research and Technology: Leading Trade Fair for Research, Development and Technology Transfer. Christian-Albrechts-Universität zu Kiel, Halle 2, Stand C07)

2018年には、パビリオンには6社が出展したが、好評を受けて2019年は10社を募集。パビリオンの設置場所は、ハノーバーメッセの人気エリア「デジタルファクトリー」を予定している。パビリオンの構築に当たり、支援サポーターも併せて募集する。ジャパンパビリオンの参加料金は60万円で、申込締切は11月30日。サポーター料金は18万円で、申込締切は2019年1月31日。

 

見本市展示会通信」785号より抜粋(2018年9月1日発行)

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今週の展示会スケジュール(9/10~9/17)

9/10~9/17 開催の展示会

■東京

9月10日(月)~12日(水)
東京ビッグサイト
第17回ダイエット&ビューティーフェア 2018
第4回アンチエイジング ジャパン 2018
第9回スパ&ウエルネス ジャパン 2018
http://www.dietandbeauty.jp/

9月11日(火)~14日(金)
東京ビッグサイト
国際物流総合展2018
http://www.logis-tech-tokyo.gr.jp/

9月12日(水)~14日(金)
東京ビッグサイト
第20回自動認識総合展
http://www.autoid-expo.com/tokyo/

9月16日(日)〜21日(金)
東京ビッグサイト
2018 IWA 世界水会議・展示会
http://www.iwa-jnc.jp/custom4.html


■千葉

9月12日(水)~14日(金)
幕張メッセ
メディカル ジャパン 2018 東京(第1回 医療と介護の総合展[東京])
・第1回 医療機器・設備 EXPO[東京] ・第1回 病院運営支援 EXPO[東京] ・第1回 医療IT EXPO[東京] ・第1回 介護&看護 EXPO[東京] ・第1回 地域包括ケア EXPO[東京] http://www.medicaltokyo.jp/

■大阪

9月12日(水)~14日(金)
インテックス大阪
2018 浙江省輸出商品(大阪)交易会
https://zhejiangfair-osaka.com/

9月15日(土)〜17日(月)
インテックス大阪
Pet博 2018 in 大阪
http://pethaku.com/osaka/

ユニークベニュー支援地域を決定~観光庁

観光庁は平成30年度「ユニークベニュー利用促進に向けた地域連携モデル構築事業」を実施する地域を決定した。

採択された地域は、泉佐野市生活産業部(大阪府)、群馬県産業経済部、広島市経済観光局(広島県)の3地域で、観光庁は800万円(税込)を上限とし、支援を行う。

同事業はMICEの誘致・開催にあたり地域の司令塔となるコンベンションビューローと関係者間のネットワークを深めることで自律的かつ継続的なユニークベニュー開発を促し、ユニークベニューの質の向上を図ることを目的としたもの。ユニークベニューに国内専門家を派遣し、採択地域の活動に対し「地域連携のモデル性」の評価を行うほか、事業を通じて得られたノウハウを他地域にも情報共有し、全国的なユニークベニュー利用促進の機運を醸成することを目指す。

 

見本市展示会通信」785号より抜粋(2018年9月1日発行)

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オープンソリューションフォーラムの会場規模が1.5倍に~JASIS2018

日本分析機器工業会と日本科学機器協会が主催するアジア最大級の分析機器・科学機器展示会「JASIS2018」が5日、幕張メッセで幕を開けた。

日本分析機器工業会の栗原権右衛門会長は「7回目となる今回は出展者数494社、出展小間数1,462小間と過去最大だった昨年とほぼ同規模での開催となった。世界の状況を見てみるとIoTやビッグデータ、量子コンピューターなど技術革新が進んでいる。さまざまな分野のイノベーション、変化していくビジネスモデルに機敏かつ柔軟に対応し、ソリューションを積極的に提供したい」として、会員企業の声にこたえていく姿勢を見せた。

日本科学機器協会の矢沢英人会長は講演会・セミナーの一部(約50タイトル)を視聴できる専用ウェブサイトJASIS WebExpoに言及し「時期や場所問わないため、大きな可能性を秘めている。会員各社にも積極的に活用してもらい、地方ユーザーへの周知に努め、リアル展示会との相乗効果を図りたい」と意向を示した。また、来年2月9日にグランキューブ大阪で初開催となる「JASIS関西2019」に対しては「傘下組織である大阪科学機器協会では、積極的に盛り上げる機運を見せている」として期待感を露わにした。

今回JASISでは“未来発見。Discover the Future.”をキャッチフレーズに、特別企画ライフサイエンスイノベーションゾーンや米・PITTCON/ETCとの合同セッションを展開。特別企画オープンソリューションフォーラムは会場規模を1.5倍に拡大し、新技術説明会では昨年を上回る352件のテーマが発表された。

19年のJASISは9月4日から6日までの3日間、幕張メッセで開催する。20年は幕張メッセが五輪・パラリンピックで使用されることから会期をずらし、11月11日から13日に開催することが決定している。

世界220のブランド集結~センターステージ

香港貿易発展局は9月5日から8日にかけて、香港コンベンション&エキシビションセンターで国際ファッションイベント「センターステージ」を開催中。3回目となる今回は、世界22カ国・地域から約220ブランドが参加。日本からも8ブランドが出展する。

今回はイベント全体の基調テーマを〝トゥモロー・ラボ〞に据え、強い象徴性を持った「アイコニック」、五感を魅了する「アルア」、国際人向けの「メトロ」といった3ゾーンを設置。会期中には40近くのランウェイ・ショーやパレード、業界セミナーなどが開かれる。

香港貿易発展局でマーケティング・マネージャーを務める引地洋介氏は「中国のショッピングセンターを見てみると、デベロッパーは特に香港の出身が多い。香港への出展は中国やアセアンへのアピールにもつながる」として、センターステージの有用性をアピールした。

そのほか詳細はWEBサイトまで。(https://centrestage.com.hk/en/index.php

 

見本市展示会通信」785号より抜粋(2018年9月1日発行)

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内覧会で最新LEDパネルなどを提案
~クラウドポイント

空間プロデュースやLEDディスプレイ、デジタルサイネージの提供などを手掛けるクラウドポイントは、8月24日に同社ショールームで内覧会「“集客力を上げる”LEDビジョン見学デー!」を開催した。

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今回はロケーション(Location) × 製品(Device)を展示コンセプトとし、過去最高の全10種類のLED関連機器など、多種多様なデジタル機器・最新カメラデバイスを紹介。

■「Viviny(ヴィヴィニー)」
屋外型電子看板として、防水防塵筐体にファンとヒーターを搭載することで全天候・通年対応を実現。店舗の案内と共にレストランの空席状況を確認できるコンテンツと併せて展示を行った。

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■「ベガスビジョン Mシリーズ」
メッシュ状で透過性があるLEDビジョン。外からの日差しを遮りにくいため、ショーウィンドウなど屋外に面したガラス面に設置しても、室内の明るさを損なわない点が特徴となっている。また、映像と掛け合わせた演出も可能。

■マルチ画面運用システム「CloudExa(クラウドエクサ)」
ディスプレイを複数並べて1つの大きな映像を上映することができる。クラウド型映像配信システム“クラウドエクサ”の同期放映機能を用い、個々のディスプレイを連動させる。
内覧会では、国内各社メーカーのディスプレイを展示。メーカーフリーという強みを活かし、顧客ニーズに合わせた商材の提案できることをPRした。

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ほかにも、上記商材と合わせて使えるフィルム商材やグラフィックなどの事例を紹介。
当日は多くの来場者が訪れ、豊富な映像・空間ソリューションに関心を寄せた。

 

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2年に一度の包装関連展示会が開催
~TOKYO PACK 2018(2018東京国際包装展)

日本包装技術協会は、10月2日から5日の4日間「TOKYO PACK 2018(2018東京国際包装展)」を東京ビッグサイトで開催する。

“考えよう 地球をまもるパッケージ”をテーマに、さまざまな業界で利用される包装資材・容器、包装機械など、調達から生産、物流、流通、販売、消費、廃棄・リサイクルに至るまでのあらゆる分野の最新情報が一堂に集まる国内最大の国際総合包装展となっている。

3.ポスターデータカラー集中企画展示では、「2030年の包装未来予測プロジェクト」と題し、日本包装専士会と協力し、2030年をターゲットに未来の包装のありたい姿について解析、未来を予測した内容を紹介する。
また、パッケージデザインパビリオンでは、「デザイナーと企業との出会いの場」をテーマに、付加価値のある新しいパッケージデザインの発見、販売力向上のためのヒントを提供する。

基調講演には、IKEA of Sweden AB – inter IKEA Group・パッケージ部マネージャー代理のアラン・ディックナー氏、オランダ包装協会(NVC)・会長/欧州包装研究所(EPIC) 事務局長/世界包装機構(WPO)・理事のマイケル・ニューエスティーグ氏、BRICs経済研究所・代表の門倉貴史氏が登壇。

そのほか、詳細はWEBサイトまで。(http://www.tokyo-pack.jp/

 

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「第785号 見本市展示会通信」発刊しました

見本市展示会通信

展示会やMICEなどに関する最新ニュースを伝えるタブロイド判の業界紙
「第785号 見本市展示会通信」を発行しました。

【主な記事】
一面のニュース:指定管理候補者決定、事故を起こさない意識共有 インテックス大阪 安全大会 ほか
業種別開催データ(2018年10月~2019年3月)
地域マーケティング論 第7回 日本コンベンションサービス㈱ 磯村良幸氏
<インタビュー>日本初 IWA世界水会議・展示会を東京で
コミュニケーション活動として見たイベント<4>松尾良太氏・日本イベント産業振興協会

発行について:第785号 2018年(平成30年)9月1日

☞「見本市展示会通信」の詳細はこちら

日本映像機材レンタル協会(JVRA)海外視察ツアー報告会
パネルディスカッションパートⅠ:ISE 2018

JVRA は7月20日、ホテルイースト21で「業務担当責任者会議」を開催し、JVRA 視察ツアー2018(ISE・InfoComm)の報告会をパネルディスカッション形式で行った。そのようすを紹介する。


パネルディスカッションパートⅠ:ISE 2018

■登壇者
コーディネーター:シーマ 石丸 隆 氏
アシスタント:ヒビノ 菊地 利之 氏
パネラー:教映社 角谷 賢一 氏
光響社 村瀬 達彦 氏
ヒビノメディアテクニカル 森 麻耶 氏

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菊地 今年で15回目の開催となるISE は、過去最大の出展者数・来場者数と聞いています。出展者数が多かったため、本来は駐車場だったところを展示会場として使用していました。来場者8万923人のうち約2万人が初参加らしく、ISE の勢いの強さを感じましたね。会場では、人をかき分けるように進みながら展示を見ました。

石丸 我々の関心が高い展示会であるInfoComm(インフォコム)と比べると、ISE の方が出展者数は多いです。今回、皆さんが気になった製品や展示を教えてください。

写真C

■ディスプレイ

角谷 私が気になったのはまず、有機EL ディスプレイ(LG) ですね。会場に入ってすぐの場所に、大きく設置されていました。見入ってしまうほどの迫力で、湾曲しているディスプレイは、どの角度から見ても綺麗でした。

菊地 湾曲したディスプレイは取り外すとフラットに戻るのでしょうか。

角谷 現段階では、実際の設営現場には曲がった状態で固定したものが納品されています。大人の腕力でも曲げられるのですが、アクリル下敷きのようにすぐ戻ってしまうためです。メーカーは、将来的には現場で曲げられるようにしていきたいと言っていました。

村瀬 私も有機EL は、手に入れておきたい製品であると感じました。薄さも魅力ですね。ただし堅牢性の検証は必要ですが。

石丸 画面の焼き付きの問題もありますしね。確かに有機EL は発色が綺麗でインパクトもありますが、一方で扱いが難しい。また有機EL は、新しい蒸着方法が開発されている段階なので、今後、明るさが上がるという可能性もあります。

写真B

■プロジェクター

村瀬 私が今すぐ欲しいと感じた製品は、解像度ネイティブ4K で明るさ1万2,000ルーメンのプロジェクター(エプソン)。ゼロオフセット投影ができる超短焦点レンズに対応している点も良いです。現場で(超短焦点レンズを)使用したときに、非常に調整しやすいと感じたので。

 プロジェクションマッピングを投影したときの、カメラを用いた補正や調整のデモンストレーションは、複数のブース(CHRISTIE / Dataton/ disguise)で見ることができました。
一旦映像を消すことなく、投影し続けながらズレてしまったブレンディングを直すことができたり、動くオブジェクトに対して映像を自動追従させたりするものがありました。複雑なオブジェクトでも違和感なく追従しながら映像を合わせていて、今後、増えてくるのかなと思いました。

石丸 国内メーカーでもハイスピードトラッキングのシステムはありますし、どんどん進化していますね。しかし日常的に活用できる環境が我々の現場にあるのかどうかは別問題で、現状こういった技術を駆使できるのは特別な案件に限られそうです。今後、機会が増えてくれば、(レンタル会社)各社の棲み分けも進むはずなので、今のうちから取り入れているところは一歩リードできるかもしれませんね。

 会場外のプロジェクションマッピングを見ましたが、マッピングそのものよりもプロジェクタールームを見せる作りになっていたことが印象に残っています。ここでは、ガラス張りのコンテナに催事名やインフォメーションが表示されていておしゃれでした。自身の経験では、お客さんには映像だけを見せ、プロジェクター等の設備は隠した方が良いと思っていたので新鮮でした。

■ホログラム

菊地 昨年のISE でも気になったホログラムLED のHypervsn(kinomo)。今年は解像度・明るさが上がり、進化していました。メーカーブースでは24台を同期再生し大型の3D 映像を披露しており、昨年よりホログラム感・立体感が増していました。

石丸 この製品は、展示パネルよりも上部に映像が来るように本体を設置していることが多いですね。ホログラム感・立体感を出すため意図的に設置しているようです。

菊地 実は当社は今回のISE をきっかけにHypervsn を購入したのですが、海外製品は発想が斬新で、購入して初めて分かることも多く大変勉強になりました。それと同時に、日本の映像機材がいかに親切で優秀かを再認識しました(笑)。

 

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JVRA
日本映像機材レンタル協会。国内41社のAV 機器レンタル会社と国内外の映像機器メーカー24社で構成される。会議や海外視察ツアーなどを通じ、会員同士の技術情報の交換・研修の場を提供する。

ISE 2018
2月6日~9日、オランダ・アムステルダムで開催した展示会。最新AV 機器が多数出展され、8万人以上が来場した。次回ISE 2019は2月5日~8日にアムステルダムで開催予定。

 


 


◆JVRA座談会アーカイブス

第1回 ビジュアル空間をつくるプロフェッショナルのシゴト
第2回 ~プロが語る仕事の舞台ウラ
第3回 観客を魅了するステージ演出の舞台ウラ
第4回 日本全国で活躍するJVR協会の仲間たち
第5回 イベント・ステージ業界で活躍する女性たちの仕事
【2016年】海外展示会(ISE・InfoComm)視察ツアー報告会2016
第6回 映像演出の世界で輝く女性たち~女性が活躍できる場を目指して
【2017年】海外展示会(ISE・InfoComm)視察ツアー報告会2017
第7回 イベントを成功へ導く調整役は今日も走る

日本映像機材レンタル協会(JVRA)海外視察ツアー報告会
パネルディスカッションパートⅡ:InfoComm 2018

パネルディスカッションパートⅡ:InfoComm 2018

■登壇者
コーディネーター:シーマ 石丸 隆 氏
アシスタント:光和 西 雄基 氏
パネラー:映像センター 篠崎 結花 氏
銀座サクラヤ 中川 雄貴 氏
シネ・フォーカス 前田 美菜穂 氏

インフォコム


石丸 ここからはInfoComm(インフォコム)2018の視察報告です。今年はアメリカのラスベガス・コンベンション・センターで開催。放送関係の展示会「NAB Show」もこちらで開催しているので、ご存じの方は多いかと思います。今回のインフォコムはどうでしたか。

■THE ラスベガス

篠崎 私は今回、初めての海外展示会視察で、期待に胸をふくらませ参加しました。そのような中、インスタ映えと言いますか、ラスベガスの街を象徴したエントランスは衝撃的でした。紫を基調色に、全体的にポップでかわいい雰囲気で統一されていて良かったです。

石丸 今年はきっとテーマカラーが紫なんですね。毎回違うが、大体いつも派手ですよね。派手な演出があると気持ちがどんどん上がっていくので、こういったエントランスも面白いと思います。

篠崎 中に入ってみると、意外と展示そのものはシンプルで、機材が見やすい展示会だと感じました。

写真F

■利用シーン拡大に期待

篠崎 今回のインフォコムはデジタルサイネージの展示が多かった印象です。中でも実際に目で見た色とディスプレイの色を比較してみて色再現性が優れていると感じたのはQLED(サムスン)です。

西 これは量子ドット(QuantumDot) の技術を利用したディスプレイのことで、発色がすごく良い。有機EL(OLED)も確かに綺麗だが、サムスンは有機EL とは違う方向でアプローチするようですね。

篠崎 さらにマイクロLED テレビのThe Wall(サムスン)も綺麗でインパクトがありました。

西 私もとても良いなと思いました。他社からも高解像度でカラー深度が大きい製品が出ている中でも特にThe Wall は良かった。

中川 “ 世界初のマイクロLED テレビ” と謳っていましたね。今後はサイズがより小さくなって一般家庭にも普及するのでしょうか。同様の技術を用いているもので、私が気になっているのは、クリスタルLED ディスプレイ(ソニー)です。映像も綺麗ですし、パブリックビューイングやイベントでも活躍機会は増えるかもしれません。

写真G

石丸 来場者の皆さんがスマホで動画を撮っているので毎回、クリスタルLED を出展しているソニーのブースは滞在時間が長い。それだけ注目されているのだと思います。

中川 マジックステージシリーズ(YES TECH) の多様な形のLED ディスプレイは、創造性豊かな表現ができて面白いと感じました。

石丸 画面の端をアール(曲線)で組むという形も作れますが、例えば日本の展示会現場だとLED ディスプレイ本体を露出させるケースはあまり多くないという実情もあります。
どうでしょう、我々の仕事に活かせそうですか。

西 見せるオブジェとしては良いですが、1回きりの使用で終わってしまうと我々のビジネスとしてはちょっと難しいので面白い効果的な使い方を考えてみたいですね。

前田 私が一番気に入ったのは、スポットライト型プロジェクター(エプソン)です。プロジェクター感がまるでないところが良い。今後、輝度がさらに上がっていけば使用頻度も高まるかなと思います。

写真I

■視察ツアーの成果

前田 私は、4月に新しくにできた「自社が持つ、新しい機材を普及させていこう」という部署に所属したことをきっかけに、勉強も兼ねて今回の視察ツアーに参加しました。

石丸 自身が展示会で見た製品を後々、実際の現場で扱うことになる機会も多いと思います。事前の勉強という意味では、この視察ツアーは非常に有意義だと感じます。
皆さんの学びを教えてください。

前田 印象的だったのはサムスンブースです。商品サンプル(化粧品)を手に取るとセンサーが反応し、目の前のディスプレイに映像が表示されるという仕組みなのですが、化粧品の使用前と使用後の美しい映像が流れ、とても説得力のあるプロモーションだと感じました。

西 おそらくこの展示は、色再現性が優れたサムスン製品は化粧品の宣伝にぴったり、ということを伝えたい意図があるのだと思います。発色が良いからこそ活きる演出ですね。
私は今回のツアーを通じ、色んな会員の皆さんと親睦を深められた点が良かったです。

前田 ライバル会社同士のはずなのに、情報交換や交流を深めて、お互いプラスの関係を築き合っているこの業界が改めて面白いと感じました。あまり無かったJVRA 内の横のつながりができ、今回参加して良かったと実感しています。

 

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InfoComm 2018
6月6日~8日、アメリカ・ネバダ州ラスベガスで開催したプロAV 機器産業のための展示会。今回は約44,000人の来場者を集めた。次回InfoComm 2019は6月12日~ 14日、フロリダ州オーランド(オレンジ・カウンティ・コンベンション・センター)で開催予定。


 


◆JVRA座談会アーカイブス

第1回 ビジュアル空間をつくるプロフェッショナルのシゴト
第2回 ~プロが語る仕事の舞台ウラ
第3回 観客を魅了するステージ演出の舞台ウラ
第4回 日本全国で活躍するJVR協会の仲間たち
第5回 イベント・ステージ業界で活躍する女性たちの仕事
【2016年】海外展示会(ISE・InfoComm)視察ツアー報告会2016
第6回 映像演出の世界で輝く女性たち~女性が活躍できる場を目指して
【2017年】海外展示会(ISE・InfoComm)視察ツアー報告会2017
第7回 イベントを成功へ導く調整役は今日も走る