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7月20日から8月27日、パシフィコ横浜で「ヨコハマ恐竜展2012」が開催。
同展は神奈川新聞70周年事業として福井県恐竜博物館の監修のもと、各種恐竜の骨格や躍動感を感じさせるリアルな恐竜ロボットの展示などさまざまな内容が盛り込まれている。そのほか福井県観光物産展の同時開催もおこなわれ、特産品の販売や観光物産の紹介、恐竜ストラップ作りの体験コーナーなども設けられている。
またオープニングセレモニーには恐竜化石発掘日本一として著名な福井県勝山市の山岸正裕市長も会場に訪れ、同展と勝山市のPRを行なった。入場は平日は大人1,600円、子ども800円(土日:大人1800円、子ども900円)。その他、詳細については同展のWebサイトまで(http://www.yokohama2012kyouryu.com)
9月19日に開業する日本平ホテル(静岡市清水区)は、レストランの予約を7月30日から開始した。
日本平ホテル内のレストランは、オールデイダイニング「ザ・テラス」、日本料理と寿司処「富貴庵」、「アッパーラウンジ」、「テラスラウンジ」を展開。
オールデイダイニングは、目の前で作る出来たての料理を楽しめるオープンキッチンを採用。日本料理「富貴庵」は、日本の伝統と格式に静岡の旬の素材を加え、本格的な和食や寿司を提供する。インテリア・内装は和モダンを基調とし、石や土壁を使用。美しい日本平の自然と調和した空間となる。
また、スパ施設には、スパブランド「ペボニア・ボタニカ」の専門サロンが、日本に初上陸する。ペボニア・ボタニカは1991年アメリカで誕生したナチュラルスパブランド。現在、約97カ国・300カ所以上の5つ星ホテルや高級スパで導入されているもの。
「風景美術館=日本平」のコンセプトにふさわしい景色を楽しめるレストランやスパを展開していく。
レストラン予約、宿泊予約は054-335-1131(※10:00~20:00)まで。宿泊はインターネット予約 http://www.ndhl.jpでも受け付けている。
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今秋、リゾートMICEが新たに誕生、日本平ホテルが9月19日開業へ(5/18)
http://www.eventbiz.net/?p=8207
沖縄県および沖縄観光コンベンションビューローは、沖縄MICEをブランドとして確立・PRし、新たな需要喚起を図るため9月3日・4日の両日、「沖縄MICEプロジェクト2012」を実施する。
9月3日15時からは沖縄県北部エリアで、南国ならではの環境で「チームビルディング体験」(沖縄でMICE開催を検討している主催・エージェント・ミーティングプランナーやキーパーソンなどの限定招待)を実施。同日18時からは名護市の万国津梁館で沖縄ならではのテーマパーティを体験してもらう「沖縄MICEナイト」(限定招待)を行なう。
また、9月4日の9時から17時まで宜野湾市の沖縄コンベンションセンター展示場・会議棟Aで、「沖縄MICEコンテンツトレードショー」(5回目の開催)を実施する。
沖縄MICEプロジェクト2012の目玉イベントであるMICEコンテンツトレードショーは、県内各種企業が取り組んでいる県内のMICEンテンツを一堂に集め、オール沖縄でのMICEビジネスをPRする展示会。MICEを企画・販売するエージェントやミーティングプランナーなどのバイヤーに、商品としての沖縄MICEを理解・体験してもらい沖縄におけるMICE開催の誘致推進に努める。
また、トレードショーと平行して行なう商談会では、出展者とバイヤーの活発な商談の場としてビジネスマッチングを図る。さらに、会場内に設けられる特設ステージでは、沖縄を代表する新たなコンテンツを発見し、そのすばらしさを顕彰する「沖縄MICEコンテンツコンテスト」なども実施する。
ちば国際コンベンションビューローは7月20日、東京大学伊藤国際学術研究センターで「千葉MICEサロン」を開催した。この取組みは千葉MICEの魅力をアピールするために、MICEの最新情報と、同ビューローの賛助会員とMICE主催者とのネットワークを構築する場として毎年開催されているもの。今回は初めて東京で開催される。
専務理事の石井清昭氏は「今回東京で開催したのは、待つのではなく積極的誘致をしようという千葉コンベンションビューローこ心意気」と開会の挨拶を述べた。
日本コングレス・コンベンション・ビューロー(JCCB)会長の猪口邦子氏、日本政府観光局(JNTO)の辻千春氏の来賓挨拶。千葉市経済農政局経済部部長の皆川達也氏、ちば国際コンベンションビューローMICE事業部部長代理の葛丈夫氏が、千葉県や市の補助金・助成制度を説明、合計すると最大で2千万円と日本最大級のMICE助成制度になることが明らかになった。
また9月に東京ディズニーリゾート内で開業する多目的ホール「舞浜アンフィシアター」や会場となった「東京大学伊藤国際学術研究センター」の施設説明が行なわれた。
交流会には国土交通省観光庁MICE推進担当参事官の高見牧人氏もかけつけ、参加したMICE主催者やPRブースに出展した千葉のMICE関係者との親睦を深めた。
8月16日から20日の5日間、香港コンベンション&エキジビションセンターで「フード・エキスポ2012」が開催される。同展は香港貿易発展局(HKTDC)が主催するアジア最大級の食品展示会。23回目となる今年は、26か国・地域からおよそ1000社・団体が出展、39万人の来場が予想されている。
今回から新たにパートナーシップカントリー制を採用。日本が最初のパートナーに選ばれた。農林水産省の協力のもと、日本食品・日本酒をPRする「ジャパン・レセプション」、日本企業の提供による食材を使用した中華料理フルコースに日本酒を提供する招待制晩餐会「ガラ・ディナー」、一般来場者を対象とした日本食調理パフォーマンスと試食会、同時開催のインターナショナル・ティー・フェア内での「茶菓子ショーケース」(日本発茶菓子のPRと試食会イベント)など、さまざまなイベントを開催し、日本食の品質・安全性を、全世界からの来場するバイヤー、業界関係者にむけアピールする。日本からの出展は過去最多の225社・団体に登る。
また「第4回 香港インターナショナル・ティー・フェア」と「漢方博覧会(現代漢方&ヘルスケア製品展・国際会議)」が同時開催され、医食同源の相乗効果が見込まれる。
東京YMCA国際ホテル専門学校で7月27日、宿屋塾のセミナーが行なわれ、「ホテリエが知っておくべきMICEの基礎」と題して、プリンスホテル執行役員の徳永清久氏が同ホテルのMICEへの取組みを紹介した。
徳永氏はホテルがMICEに取り組むメリットについて、早期に予約が入り未来を担保する、滞在期間が長い、社会的影響力の高いゲストによるイメージ向上、利用施設が多い、季節変動が少ない、景気に左右されずらい、地域活性化につながるなどの具体的な理由をあげた。
2009年からのPRINCE TOKYO MICE CITYの取組みについて、通常のBtoBのMICEの概念に加えて、パーソナルMICEという独自の概念を取り入れたMICEの周知推進活動を紹介。パーソナルMICEについて「MICEの本来的な意味からは外れていますが、多くの人を巻き込みために」と前置きした上で、M(メモリー)、I(インタレスティング/インスパイヤー)、C(コンフォタブル)、E(エンターテインメント/エンジョイ)という独自の定義を説明した。パーソナルMICEの提唱によって、マーケティングやセールス担当者だけでなく、料飲をはじめホテルで働くすべてのスタッフとMICEを共有することができ、さらに地元の祭りから西武グループの社内報、株主総会の資料にまでMICEが取り上げられるまでに浸透したという。
また、業界で大きな話題を呼んだ2010年4月20日の日本経済新聞見開き広告について、営業担当者が掲載紙持参ですべての顧客企業を回ったことで、経費回収に十分な売上げが上がったと説明。海外MICE商談会への参加についても、海外からのべ約1万室の受注と大きな成果をあげたという。MICEをキーワードにしたブランドの再構築が、ビジネス上大きなメリットを生むことを証明した。
現在も依然として日本のMICEが抱える課題は多いとしながらも、「何かが生まれる、何かが解決する、信頼関係が生まれるMICEが、ITの急速な普及によるコミュニケーション不足のソリューションとなり得る」とさらなる市場拡大への期待を明らかにした。