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イベント5団体が初の合同賀詞交歓会~各団体代表に聞く2013年のイベント産業界

イベント5団体は、1月31日、東京・神楽坂の会場で合同賀詞交歓会を開催した。

イベント産業に貢献する団体として、日本イベントプロデュース協会、日本イベント産業振興協会、イベント学会、日本イベントネットワーク協会、日本イベント業務管理者協会の5つで、合同開催するのは初の試み。

 

5団体を代表して登壇した日本イベント産業振興協会会長・イベント学会理事長の成田氏は「イベント5団体の勢いを日本中に振りまいて、日本の活力をもっと大きくしていきたい。昨年はイベント的にみると、東京では5月にスカイツリーが開業して東京の東側はイベントで賑わった、そして7月にはロンドンオリンピックが開幕し女性アスリートがたくさんのメダルを日本にもたらしてたいへん盛り上がり、秋には山中伸弥教授のノーベル医学・生理学賞受賞と明るい話題が続いた。12月には政権が交代し、2013年から世の中が変わってきて、明るく期待をもった感がある。イベントのもつ力を日本のなかに振りまいていければと思うし、特にこの5団体が力を合わせ連携をうまくし、新しいイベントのあるべき姿をみんなで考えていければ、いちばんいいスタートになるのではないかと思う。地方でのイベントも活況で、身近にはさいたま市がツールドフランス日本版、関西ではモトクロス世界大会の開催も耳にしている。そして9月7日には、2020年のオリンピック東京招致の結果が発表になるが、招致されれば決定的に日本のムードは変わってくると思う。また、忘れてはならない、東日本大震災からの復興もイベントから支援していきたい。皆さんの力を合わせて、日本の活力をイベントから発信していきましょう」と力強く挨拶した。

合同賀詞交歓会には、約160名が参加し、親睦を深めた。

 

【5団体代表に聞いた2013年に向けてのコメント】

日本イベントプロデュース協会
理事長 渡辺 亮氏
「今年の目玉はオリンピック。政権が交代し経済界だけでなく全体的にムードが盛り上がっている。オリンピックを誘致すれば、波及効果も期待できる。特にわれわれイベント関連団体にとっては最大の関心事。施設、交通などのインフラ整備なども考えると、経済が回っていくだろう」

 

 

 

 

日本イベント産業振興協会
会長 成田 純治氏
「イベントは日本の元気を引っ張っていく源。それを私たちがやっていければと思う。応援お願いします。今年はきっといい年になると思う」

 

 

 

 

 

 

イベント学会
会長 堺屋 太一氏
「ひとを呼ばないとお金を呼ばない、楽しみを呼ばない。まずひとを呼ぶことが大事。それには法則があって、ひとを呼ぶプロデュースの10段階の法則というものがある。それがいまの日本では忘れられている。それぞれのかたが善意で行なっているだけで、そこに法則性が失われている。40年前の万国博覧会からずっと続いてきた間は成功してきたが、それが失われ、いまみなさんは個々ばらばらに善意でやっておられる。この状態を大きな力にまとめていきたいというのが今年の課題。日本のイベントに対する情熱を取り戻したい」

 

 

 

日本イベントネットワーク協会
会長 長谷川 憲氏
「各団体はそれぞれ20年から30年ほどの歴史があるが、5団体が集まってというのはこれまでなかなか行なわれなかった。イベントJAPAN実行委員会などではあるが、こうした親交会は初めてのこと。個々ばらばらにやるよりも集まってやっていったほうがいいものが生まれる。これからは継続的に、第二弾、三弾と仕掛けていきたい。特に若い世代に参加してもらって盛り上げていかないといけない」

 

 

 

日本イベント業務管理者協会
会長 真木 勝次氏
「今日はいろいろな立場のひとが集まって盛り上がった。きょうは1月31日、2013年はあと334日残っている。ここに集うみなが残りの日数活躍すればイベント業界は元気になる」

 

 

 

 

 

 

 

 

日経新聞にMICEの広告を~プリンスホテルの戦略語る~


MPIジャパンは2月26日、六本木アカデミーヒルズで「2月度MPIジャパンセミナー」を開催。プリンスホテル高輪・品川統括総支配人を務める徳永清久執行役員が登壇し、「Prince Tokyo MICE City~プリンスホテルは何故MICEをその主戦略として打ち出したのか?」をテーマにその取組みを語る。

講演では、

1. 何故Prince Tokyo MICE Cityでなければならなかったのか?
2. 箱ものからソリューション提供への意識改革
3. 宴会からMICE サイクルへ
4. 経営を安定させるMICE

など、自身が中心となって取り組んだMICEを活用した営業促進について解説する。

セミナーの詳細(http://www.mpijapan.com/event.html)または、申込み(http://www.mpijapan.com/130225seminar.html)についてはウェブサイトを参照すること。

//////  開催概要  //////

日時 :2月26日(火)18:30~20:00

18:15             開場
18:30 – 18:45    MPI Update
18:45 – 19:45    講演
19:45 – 20:00    Q&A

会場 :六本木アカデミーヒルズ 六本木森タワー

テーマ:「Prince Tokyo MICE City~プリンスホテルは何故MICEをその主戦略として打ち出したのか?

講師 :徳永 清久氏(プリンスホテル執行役員 高輪・品川統括総支配人)

料金 :会員(無料)、一般(3,000円)、学生(1,000円)
*会費は当日受付にて支払い

講師略歴
1986年 立教大学社会学部観光学科卒業 86年 株式会社プリンスホテル入社、
91年 国土計画株式会社 人事部人事課、93年 広島プリンスホテル開業準備室、
2004年 広島プリンスホテル支配人、05年 軽井沢プリンスホテル支配人(宿泊担当)、
06年 軽井沢プリンスホテル・軽井沢浅間プリンスホテル総支配人、
09年 グランドプリンスホテル高輪総支配人、
10年 プリンスホテル執行役員 高輪・品川統括総支配人(現職)

 

関連記事:プリンス徳永氏がMICE推進の取組み語る(7/27)

チームMICE日本の新たな挑戦、青森ではじまる

日本コンベンション研究会は3月14日・15日の2日間、青森市文化観光交流施設「ねぶたの家 ワ・ラッセ」などを会場に「国際観光コンベンションフォーラム2013 in 青森」を開催する。同研究会は、全国の研究者、自治体、観光協会、コンベンションビューロー、観光コンベンション関連企業・施設によびかけ、MICEや集客交流産業のあり方と課題を地位の立場から議論する場として2006年から毎年フォーラムを開催。今回、「チームMICE日本、新たな挑戦!」をテーマに、東北地方で初めて行なわれる。
参加申込みや詳細についての問合せは、札幌国際プラザ企画プロジェクト担当課内の事務局(TEL:011-211-3676/Email: info@japan-convention.net )まで。

////////// プログラム内容 //////////
3月14日
13:10 特別講演
「“縄文”から現代を考える」
日本コンベンション研究会会長 石森秀三氏

14:10 東北プログラム
「東北MICEの展望」
JTB総合研究所 主任研究員 大田正隆氏
青森県観光国際戦略局 観光企画課長 高坂幹氏 ほか

15:30 分科会 - ラウンドテーブルミーティング
=第1分科会=
「地域がつながる-新幹線とまちおこし」
弘前大学大学院地域社会研究科 教授 森樹男氏
はこだて未来大学 教授 木村健一氏 ほか

=第2分科会=
「地域MICEの新たな動き-ネットワーク化」
北海商科大学 教授 細野昌和氏
新潟県MICE研究協議会 座長幹事 阿部正喜氏
金沢市MICE推進協議会 委員 西四辻公教氏

17:45 ポスター発表会 / 概要口頭発表
18:30 意見交換会

3月15日
09:00 パネルディスカッション
「MICEマーケティング戦略の構築に向けて」
東京都市大学都市生活学部 教授 小松史郎氏
野村総合研究所 主任コンサルタント 岡村篤氏
観光庁MICE推進担当参事官 高見牧人氏
日本交通公社 主任研究員 山田雄一氏

10:45 全体総括
11:00 閉会

*オプション1
11:10 エクスカーション
三内丸山遺跡視察、弘前グリーンツーリズム体験

15:00 MICEサロン・ミーティング
「街の魅力とMICE」

*オプション2
18:00 弘前交流会

ONE PIECE、ハローキティなど日本商品化権協会賞を受賞

日本商品化権協会は、2月4日、「日本商品化権協会賞」の発表を行ない、2012年日本国内で活躍したキャラクター、海外で活躍した日本初キャラクターを対象に、キャラクターがもつ顧客吸引力を高めた施策を実施した団体、個人を表彰した。

今回「日本商品化権協会賞」を受賞したのは、次の4件。

 

日本商品化権協会賞は、日本商品化権協会の創立35周年を記念して実施された顕彰事業で、今回が初の試みとなる。商品化権ビジネスの振興とそのビジネスに携わる人材の育成を目的に行なわれたもの。

受賞の選考には、協会内外の9名が審査にあたり、表彰の基準としては、独自の視点で商品化における手法において、手法が革新的かつユニークであるもの、今後の業界に影響を与えうるもの、また海外からの評価も指標に加えられた。

受賞4作品は、事務局の収集した合計141件のプロパティと約500件の著作からノミネートされ、一次審査、二次審査で最終選考に残ったもの。審査委員長として総評を語った早稲田大学名誉教授の亀井昭宏氏は、「記念事業としてスタートしたが、今後の継続を期待している」と述べた。

また、受賞者を代表してあいさつに立ったハローキティの(株)サンリオ・常務取締役の佐藤氏は、受賞のよろこびとともに、ハローキティについて次のように語った。

「本年でハローキティは40周年を迎えます。なぜ40年の長きにわたって愛され続けたのか、いろいろな要素が考えられますが、理由のひとつとしては、皆さまがたとのコラボレーションが大きなポイントになってきたと思います。商品化デザインからスタートしたハローキティは、そうであるが故にスタンダードはあるけれどマニュアルがない、というのが特徴です。コラボいただく皆さまがたとの話し合いによって、新しい魅力を作り続けてきました。そのような動きを、欧米、アジアと展開して参りました。その結果として、ハローキティが世界に愛されるキャラクターに育ったのだと思います。これからも、ハローキティをはじめとするサンリオキャラクターは、静かにメッセージを伝えながら皆さまがたとの共同開発というカタチで発展できればと思っております」

受賞作品は、2月6日から8日までの3日間、東京ビッグサイトで開催される「第75回東京インターナショナル・ギフト・ショー春2013」の会場にも展示される。