三井不動産、豊田通商、KDDIの3社は27日、愛知県名古屋市の「みなとアクルス」エリアで、収容客数1万人規模の多目的施設「(仮称)名古屋アリーナ」に着工した。竣工は2027年秋、開業は2028年初頭を予定している。
新アリーナはB.LEAGUE1部のファイティングイーグルス名古屋が2027–28シーズンからホームアリーナとして利用する計画。バスケットボールの公式戦のほか、音楽コンサート、スポーツイベント、企業の展示会など多様なイベントに対応できる設計とし、地域の新たなランドマークを目指す。
建設地は名古屋市営地下鉄名港線「港区役所」駅近くのみなとアクルス。周辺には「三井ショッピングパーク ららぽーと名古屋みなとアクルス」や多目的ホール「COMTEC PORTBASE」があり、商業・スポーツ・住宅などの都市機能が集積する。同社グループは、アリーナと周辺施設を連携させた企画や、ECサイト「Mitsui Shopping Park &mall(アンドモール)」、チケット販売「三井ショッピングパークチケット」との連動により、来場者の体験価値の最大化を図るとしている。
3社は、アリーナと商業施設が一体となった回遊性の高い街づくりを推進し、スポーツ・エンターテインメントを核に名古屋ベイエリアのにぎわい創出と地域活性化につなげる考えだ。
計画概要
所在地 | 愛知県名古屋市港区金川町101番22 |
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施設名称 | (仮称)名古屋アリーナ |
敷地面積 | 約20,500m2(約6,200坪) |
構造規模 | 鉄骨造・地上4階建 |
延床面積 | 約27,500m2(約8,300坪) |
収容客数 | 約10,000人 |
交通 | 名古屋市営地下鉄名港線「港区役所」駅 徒歩約8分 |
設計・施工会社 | 株式会社大林組 |
スケジュール(予定) | 着工 2025年8月27日 竣工 2027年 秋 開業 2028年 初頭 |