KDDIが「MWC Barcelona 2024」に初出展 生活体験の革新を提案

展示イメージ

KDDIは2024年2月26日から2月29日にスペインのフィラ・バルセロナ・グランビア・カンファレンスセンターで開催される世界最大のモバイル関連展示会「MWC Barcelona 2024」に初出展する。出展テーマにつなぐチカラを進化させ生活体験を革新する「Life Transformation ~Enhancing the power to connect~」を掲げる。

モビリティ分野では、未来社会においてコネクティッドカーが移動中にくつろいだ空間と時間を実現するために必要なプラットフォームや通信技術を展示。デジタルツインとAI分野では、自宅から買い物やエンタメを楽しめるようAIで強化されたメタバース・Web3サービス「αU」の、実店舗をデジタルツインで再現したコマースサービスや、ブラウザー上で楽しめる音楽ライブサービスなどを紹介する。

通信インフラ面ではインターネットの発展とともに、先進国および発展途上国の社会基盤となり、各国のデジタル経済を支えてきたグローバルデータセンター事業「TELEHOUSE」の取り組みを展示。また、山間部や島しょ部が多いほか、地震などの災害も発生する日本における、衛星通信「Starlink」を活用したエリア展開についても紹介する。

そのほかAPIを介したビジネス協業の取り組みや、通信事業者がデジタルネイティブであるZ世代とつながるためのコミュニティ形成プラットフォームなども出展する。

MWCは1996年に「Congress on Mobile and Personal Communications」として始まったイベントで、モバイル通信業界の国際組織であるGSMAが主催。2023年の開催では2400を超える企業・団体が出展し、世界202カ国・地域から8万8500人以上が来場した。日本からはNTTドコモや富士通などが出展している。GSMAの報告によると、バルセロナにおける経済波及効果は4億6100万ユーロに上る。