With the current call for an internationalized in Japan exhibition industry ….
…ちょっと海外に行ったので英語かぶれしてみたのですが、長くは続きませんでした。
わたくし田中が“にわか国際化”した原因は、国際見本市連盟(UFI)の「公開セミナー in アジア」。2月23日・24日、中国の深セン コンベンション&エグジビションセンターで開催された同セミナーを取材してきました。今回は日本展示会協会会長を務める、リードエグジビションジャパンの石積忠夫社長が「While most organizers cancelled due to the worst disaster, how did we make our show a big success? -大震災で多くの展示会が中止の中、我々はどうやって成功させたのか?」と題して基調講演を行ないました。
◆石積氏の講演概要◆
震災直後の3月14日(翌月曜日)には、1か月後に開催される「ファインテック」の出展者800社すべてに電話をかけて情報を収集。15日に開催を決定し出展者に報告、16日には来場対象の6万人に開催決定を通知しました。
自粛ムードが流れるなか、リスクを負って開催を決意したのは、
・ 会場や支援業者など展示会産業のビジネスを支える
・ 各産業を活性化し、日本経済を立て直すことが東北の復興に貢献
・ 出展者の80%をしめる中小企業の貴重な商談の場をなくしてはいけない
という考えがあったからです。
しかし原発事故でさらに状況は悪化。出展・来場予定者の多くが参加取りやめを検討。とくに海外からの参加はゼロになるのではというおそれがありました。
そこで地図を使用して原発と東京の距離を説明したり、海外のバイヤーに電話、あるいは直接訪問して安全性をアピールして来場をお願いしました。
自社の利益よりもお世話になっている産業のためという気持ちで取り組みました。
努力のかいがあって「ファインテック」は5万人の来場者を集め大成功。ほかの展示会も開催されるようになり、展示会産業は回復に向かいました。
成功の秘訣は
1. 成功に近道はない。強い信念をもって継続すること
2. 守るのではなく攻めの姿勢を
3. Who knows, maybe we can –ひょっとしたらできるかも知れない- というポジティブな考え方
この3点です。“Who Knows…”はわたしの好きな言葉です。これまで難しい問題に直面した時には、この精神で乗り切ってきました。
※ ※
津波や原発事故の写真や被害状況のスライドに、聴講していた世界中の展示会産業関係者からは深いため息が。同社のファインテックが多くの来場者を集めて盛大に開幕したようすが画面に映し出されたときには、感嘆の声があがっていました。
来週から他の講演者のセッションや、会場の視察など「田中旅日記」がはじまります。


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