レポート 壁紙や床材など建築資材が集結 BAMBOO EXPO 17

BAMBOO MEDIAは5月25日から26日までの2日間、「BAMBOO EXPO 17」を東京都立産業貿易センター浜松町館で開催している。同展は空間や店舗デザインのための内装材、建材、サービスおよそ50社が出展。インテリアデザイナー、建築家、デベロッパー、ホテル関係者へ訴求する。


「ステラポップ(STELAPOP)」は不要になったデニム製品の端材をアップサイクルした建材とその建材を使用した家具ブランド。デニム7割とアクリル樹脂3割でできており、デニムの風合が強く残るユニークな資材となっている。担当者は出展の背景について「できたばかりのブランド。より多くの人にSTELAPOPを知ってもらうために出展した」と話す。


野原ホールディングスは壁紙ブランドの「Who(フー)」をPR。オフィスや商業施設の壁、家具などに張り付けられる、粘着剤付きの塩ビシートで、サイズ・カラーオーダーも可能。またフランスやアメリカの壁紙ブランドとコラボレーションしたデザインを起用しているシリーズも展開している。


ライブギアは商業施設やオフィス向けに照明制御システムを提案した。今回は屋内の照明と映像、BGMなどの演出をスイッチ一つで切り替えられるシステムを組み上げるサービスを紹介した。各設備の稼働状況やセンサーによる温度や湿度などの状態を間取り図の上に表示し、視覚化。タブレットとプラットフォームを利用し、遠隔地から各機器の状態の確認、ON・OFFの切り替え、明るさの調整も可能となっている。
出展を担当する神田氏は「各業界でアナログからデジタルへ切り替わろうとする動きが出てきている時期。デジタルのもつ長所を建築業界のユーザーにも伝えていきたい」と話した。