音楽と花火の融合による新たなエンターテインメントが誕生する。音楽フェス「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」などを手がけるロッキング・オンが、初の試みとなる音楽花火イベント「rockin’star Carnival(ロッキンスター・カーニバル)」を2025年10月4日(土)、国営ひたち海浜公園にて開催すると発表した。
出演は、J-POP/J-ROCK DJとして人気のDJ和。過去には「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」や「JAPAN JAM」のクロージングアクトも務めており、彼の選曲とステージ演出に合わせて、圧巻の花火が夜空を彩る。なお、セットリストは当日まで非公開となっており、どんな楽曲が飛び出すかも注目が集まる。
パビリオンの基本的なデザインは、アイルランドの公共事業局(Office of Public Works / OPW)の設計チームが担当しました。外観の意匠やコンセプトはアイルランド側の意向を尊重したものです。
当社の役割は、そのデザインを日本の建築基準法や建材の実情に合わせて実現していくことです。例えば「この素材は日本では使用できない」「この工法は法規制に抵触する可能性がある」といった点を洗い出しながら、現実的な代替案を提示しました。
中でも象徴的なデザインである「トリスケル(三つの円が重なる形)」は、表現の核となる重要な要素でした。しかしながら、丸みを帯びた構造であるため、直線を基本とする日本の鉄骨施工とは発想が異なります。曲線を多用する設計はコストがかかるためです。実際には、直線的な鉄骨部材をどのように組み合わせて曲面を表現するかという点に技術と工夫を注ぎました。
また、外壁に使用している木製ルーバーはアイルランド産の木材を使っています。まだ現物が製材されていない段階から、ピッチや奥行きによる見え方を事前に確認する必要がありました。日本でモックアップを製作しながら、アイルランド側と細かい調整を重ねました。こだわりに丁寧に向き合い、しっかりとかたちにできたと思っています。